SAKAKIHARA

てっちゃん廉塾バラちょうだい

ひとりごと

いいお天気なので、事務所のドアを全開にしていました。

夕方、コツコツと杖の音が近づいてきます。

すると大きな声で「てっちゃん、廉塾バラちょうだい」って、ご近所の奥様が入ってこられました。

すぐさま社長(てっちゃん)が対応。

社長が子どものころから可愛がって下さる方です。

「それがなー、ワシも1鉢しか持ってないんよ」

「しかもなー、これ見て!ワシのんは白が咲いたんで」って、証拠写真を見せています。」

廉塾バラは「赤」が咲くはずなのです。

「こりゃ違うで。白が咲くわけないが」と、そばで聞いているだけでも可笑しくなるような会話が続くんです。

私はこの日、やり遂げなければいけない仕事があって、PCに集中したいのに、二人の会話がおかしてく、気持ちが途切れてしまったほどです。

社長も期待に応えるため、方々に連絡をし、なんとか一鉢お届けすることができました。

翌日、また会社に来られて、「てっちゃんがバラをくれたんよ。嬉しいなぁ。1年かけて大きくして、みんなに接ぎ木して分けてあげるけーなー」って、ほのぼのする言葉をかけてくださったんです。

田舎はいいですね。

心があたたまります。