SAKAKIHARA

廉塾バラのさし木講座に同級生と参加した結果~世界バラ会議に向けて~

神辺・備後のあれこれ

話題の廉塾バラ、育ててみたいな~と思っていたところ、参加費200円で5本のさし木ができる。しかも開催日が日曜という参加しやすい条件だったので、ザ・地元っ子、神辺小学校の同級生5人で参加してきました。

みんなを誘ったのは、前日。

でも、そこはノリのよい同級生たち「行く行く!!」って即答です。

教えてくださったのは、上川内哲夫さん。

遠慮なく、ビシビシもの言う感じが、ちょっと緊張感があって、まるで小学校の授業みたいで、とても心地よかったです。

奥に写っておられるのは、「廉塾バラを愛する会の会長」渡辺文彦さんです。

実は3日ほど前、福山大学主催の別の会があり、そちらへ手作り桜餅を差し入れしていた私。

福山大学の田んぼでとれたもち米を頂戴していたので、お礼の気持ちも込めて桜餅を作ったんです。

その時渡辺さんもいらっしゃり、桜餅を食べてくださっていました。

「あの~、渡辺さん、あのときの桜餅を届けたものです」って、まるで童話・鶴の恩返しの「あの時の鶴です」かのごとく、控えめに自己紹介をしました。

「あの時の鶴ですね!」ではないけれど、「あの時の方でしたか!」って、なんだか嬉しくご挨拶ができたのも、この日参加して良かったことの一つ。

廉塾バラは、とにかく強いらしい。

水はやらない方がいいって断言されるのですから、私みたいなズボラ人間にはもってこいの植物です。

肥料もいらないそうですよ。

この飽食の時代にあって、なんて質素で良い子なの!!これから仲良く暮らしましょうね。

同級生のおしゃべりが止まらなくて、賑やかすぎる私たちのテーブルは、あきらかに劣等生のかたまり。

上川内さんの説明も、ところどころしか聞いていなかったけど、とりあえずやってみましょう。

まず、土に水やり。

続いて、10~15センチの枝に切って、ズボズボ刺す。

以上!

これでいいの!?って感じですが、これでいいんですって。もう完成。

1鉢に5本くらい刺すのですが、これを2鉢作ります。

1鉢は自宅へ持ち帰り、もう一鉢は廉塾バラを広めるため、公共の場所などへ配布されるらしい。

私は400円払って、4鉢作りました。(持ち帰りは2鉢ね)

この日来られなかった同級生にも届けるためです。

ほんとにただ刺しているだけですが、これでもちゃんと根が生え、枝が伸び、花を咲かせるようになるのですから、江戸時代か咲き続けた廉塾バラの生命力に拍手です。

すでにツボミがついていても、さし木にすると、もう咲くことはないから切り落としなさいと指示がでていたのに、全然話を聞いていなかった同級生は、咲くと信じて刺していました。

これを見た先生が「なんなー、じなくそじゃな」ってドンピシャな備後弁で返されたので、私は笑いが止まらなくなったんです。

ところが「じなくそって何?」と目をキラキラさせて聞いてくる同級生に、そのなりゆきを見ていた他のテーブルの人たちもクスクスと笑いが止まらない様子。

「じなくそは、じなくそよー」としか返しようがありません。笑

決して褒められてないからね。標準語にするの難しいけど・・「いい加減な」って意味合いかな。

でも、もっとヒドかったのはこれ。

つぼみだけをすっぽり埋めていたのを指さし、「先生、こっちはどうでしょうか?」って、真顔で聞く同級生の鉢を見て、ブッって上川内先生が吹き出してしまいました。

先生もおかしすぎて、言葉も見つからない。ただ笑いをこらえるのに必死なようで、その様子に私たちもつられて大笑いです。

可笑しすぎて涙出ました。

無事講座が終わると、先生がテーブルに来られたので、神辺小学校の同級生であることなど話しました。

すると先生も大変喜ばれて、「こういうグループが廉塾バラを育てようと集まってくれたのは嬉しい。ぜひまたこの講座に顔出してよ」と、言葉をかけてくださったんです。

出来の悪い子はかわいい・・と聞くこともあるけど、きっとそういうことなんだと思う。

次は、学年の枠を超えた友人や、担任の先生も誘って参加したいです。

作業終了の時に配られたお手拭き。

商品名は「お手福」 なんとバラの香りがするんですよ。

ノリの良い友達、ご指導くださった皆様、ありがとうございました。

神辺っていいなと再認識させてもらい、とても幸せな時間でした。

榊原商店は、5月に開催される世界バラ会議を応援しています。