神辺・備後のあれこれ
福山城の「月見櫓(やぐら)」は、福山駅北口から出て目の前、福山城本丸の南東角に位置しています。
「月見櫓」の名づけは諸説あって、「月を見るため」とか「人の到着を見ていた建物」と言われていますが、どちらも正解だと思うほど、城下を見通せる場所に建っています。
明治時代の廃藩置県で城内の多くの建物が民間に払い下げられた頃に月見櫓も取り壊され、1966年の天守再建にあわせて鉄筋コンクリート造りで復元されたのが現在の月見櫓。
リニューアル前は貸館施設として、寄り合いに使ったり、食事会に使ったりと、市民も安価な利用料で使うことができていました。
それがこの度、宿泊施設に生まれ変わったのです。
2階の大広間はご覧の通り。
水野家と阿部家の家紋を背に、城主気分を満喫できます。
1階は老中首座(総理大臣)阿部正弘公がペリー一行を招待した場を再現。
入り口には茶室も備わっていて、再現力の質が高い!
福山城へ行かれたら、天守だけでなく、「月見櫓」、「湯殿」、伏見城から移築してきた国の重要文化財でもある「伏見櫓」は必ず見ていただきたい場所です。
「城泊(しろはく)」してみたいですねー。
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