SAKAKIHARA

10月の大山登山(上り)

山歩き

念願の大山へ

4時起床、5時出発

おかげで、友人との待ち合わせ時間「8時」には、慌てることなく到着できました。

第一駐車場から登り口までは距離がありますが、石畳が敷かれた街並みは美しく、立ち並ぶお店もオシャレで、避暑地としても人気がある理由が分かります。

空の様子からは一日晴天に見舞われそう

この1年で10回くらい大山に登っているという友人も、「今年1番の天気だ」と喜んでいたのが印象的でした。

山の神様ありがとう!

気温5度、全員元気に出発します

今日は5人で山登り

仲間が多い登山となり、楽しさも5倍です

ここを一段目と数えるのかな。

登山口のスタート地点です。

なんだ、この緩やかな階段は!!いける、いける!

これなら絶対頂上まで行ける~♪

大山はこうして山頂までずーっと階段が続きます。

石の階段、木の階段、根っこでできた階段・・・

小5の夏キャンプで登った時(40年前)には、全行程普通の山道だったと記憶していますが、中国地方で1番高い山とあって、現在は完璧な整備がなされています

この木の階段、なんて素敵なの!!

雰囲気あるわ~

ブナの森がまた落ち着くんですよね

大山は1合目、2合目・・と表示がでます。

それはがんばる目標にもなるのですが、斜度もあがり、3合目、4合目が遠いったらありゃしない。

もう無理~とか、行きたくない、なんて弱音というか愚痴も止まりません。

 

ここは4合目付近。気持ちがポキンと折れる寸前

日本海が見える高さまで来てもなお、「もう登れなくてもいい」と半べそです

そんな中、私を一気に元気にさせる出来事が!!

明らかに「救助」だと思えるヘリが、頭上へとやってきました。

わずか20mほど上、私たちの頭上でホバリングをはじめました。

そのエンジン音はけたたましく、木々が大きく揺れ、こちらが恐怖です

何度も旋回し、ホバリングを試み、畳4畳分くらいしかない、わずかに開けた5合目で救助を試みていたようでした。

ひらけているといっても、山の中。そこへピンポイントで救助に向かうのです。

数度目のチャレンジでやっと条件が整ったのでしょう。

扉が開いている様子も確認できるほどの距離感です。

野次馬な性格が、疲れ切った私にエンジンをかけます

ヘリ救助の様子を上から見ようと、6合目まで足が進むではないですか

不思議なもので、こういう気分のときは、小言はもちろんでないし、なぜか体力も回復!!

あっと言う間に6合目!

そして、救助の間は登山道は通行止めになるらしく、私たちの後ろからは数人上がってきただけで、その後、人の動きがピタリと止まりました。

ゆっくり景色も堪能。

北壁も日本アルプスみたいでカッコイイ

そんな北壁を見ながら、10:20おにぎりでエネルギー補給

朝4時半に朝食をとったきりだったので、そりゃもう空腹で、おにぎりの美味しいことですよ

この植物はなんだっけかな?

友人がわざわざ検索してまで教えてくれたのに、すぐ忘れちゃうよ

この木の棒は「草鳴社(そうめいしゃ)ケルン」と呼ぶらしい

草鳴社ケルンは、遭難がどーの、こーの・・となんか悲しい話だったような気がするけど、これも忘れた。

大山に登った人は、弓ヶ浜をバックに草鳴社ケルンを撮るらしい。

友人がガイドを務めてくれなかったら、こういう情報にも触れないところでした。

ずいぶん上ってまいりました。

爽やかな風も吹き、快適。気温8度

ただ私は疲れ切っていて、この雰囲気ある木道を楽しむ余裕は残っていなくて、ひたすら頂上を目指すのみ

見えてきたよー頂上

木道からは柔らかな足音が響くんですけど、耳だけ澄ませ、時々植物をチラ見で精一杯

ここにきてもなお、ガンバレ、ガンバレと言い聞かせないと足が前に進みません。

12時登頂

登り口(標高800m)から、頂上(標高1700m)まで4時間かけてやってきました。

ありがとう~、一緒に登ってくれたお友達の皆さん

よく頑張ったよ私~。