SAKAKIHARA

備北丘陵公園「冬咲きぼたん展」2025

神辺・備後のあれこれ

4月から5月に咲く「牡丹」 それが今咲いているとの情報を得て、備北丘陵公園に行くことに。

ということで、庄原まで、父と日帰り二人旅、行ってきます!

9時半に家を出て、着いたのは10:45

ここは第一駐車場ですが、ご覧の通り。

貸し切り決定やー。

前日から誰にも使われていないであろうトイレも、大変衛生的で、便座はあたたかく、お湯も出る。

冬に、手を出してすぐお湯がでる水栓、なかなかありませんよね。

「おい、湯が出たど」と喜ぶ父のかわいいこと。

さすが国営。ありがとうございます!!

通路脇に寄せられた雪を、わざわざ踏みに行く父84歳。そのあと同じ楽しさを追求する娘50歳。

こういうちょっとした好奇心が一致するので、父とは気が合うんだと思う。

「ひばの里」エリア

新芽がほのかに色を帯び、冬の中にも春が見え隠れしています。

それにしても広さ340ha (東西約3.5km、南北約1km)をここまで丁寧に手入れできるってなんなん!?

みんな、ここ来て。こんなに立派な施設利用しないのもったいない。

目的地「さとやま屋敷」

牡丹がこもに守られてる!!

今日はこれを見に来たのだー。わーい。

雪が降っていれば、風情があったと思うけど、そうなると運転できないので、この日は暖かくて吉。

建物までは期待していなかっただけに、正直ビックリ

なんだこの立派なお屋敷は

縁側なんて、日光で温まり、まるで床暖房。とても快適なんです。

思わずスリッパを脱ぎ、足を縁側へ投げ出しました。

父「ええなー」

娘「ほんま、気持ちええなー」

父「これもええなー」

娘「ロウバイ咲き始めたなー」

父「これならワシにもできるなー、ええなー」

娘「やろうやろう。帰ったらやろう」

父「手水鉢もこうすりゃー、よけえええ感じがするなー」

娘「そうじゃな、帰ったらこれもやろう」

親子で縁側に座り、ところどころに残る雪を見ながら、冬に咲く牡丹を愛でる。

なんて穏やかな時間でしょう。

2階屋根裏では作品展示

天井から下がる和紙で作られたライト(張り子)は、実はお正月に私も作りました。

風船に、和紙はって、植物挟んで、もう一回和紙貼って・・・

いいのが出来た!!ってめちゃくちゃ喜んでいたんですけど、風船割ったら、私が作った和紙の張り子も粉々に吹き飛びました!!粉々よ、粉々。泣

なんで?風船割ったら、張り子が残っているはずなのに。

失敗する理由ってなにがあるん?

手すりのない階段。

さすがに不安になり、父に手を貸そうとすると、「ええ、ええ。なんでもやってみんとな。これも勉強です。ありがとうございます」って、どなたに伝えたかったお礼か知らないけど、奇妙な言葉を残して下りていきました。

手を貸そうとした私へのお礼ではないなと感じたんです。ほんと奇妙でした。笑

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は美しい女性を形容した言葉。

美しい立ち居振る舞いに、内面も整った・・そんな女性が、見えてきそうな気がします。

牡丹と芍薬は似ていますが、見分けるポイントの一つは「とがったツボミ」

私は紫系の牡丹が特に好き。

父「こりゃー、おみゃーが一番好きな色じゃな」

娘「そうなんよ。なんでこの色好きなんじゃろう。お父さんも、この色好きじゃろ?」

父「わしゃー、どれもええよ。見事じゃ」

って、日本昔はなしみたいなゆったりとした時間が流れます。

帰りに助手席の父に、寝ていいよって言ったら、「いつも昼寝なんかせんのにから、寝りゃーせん」と即答。

そう言ったくせに、5分後、横見たら完全に寝てました。

土曜日はいつも私の家に来て昼寝しているのに、そもそもなんで昼寝をしないと答えたのか・・・。

自分のことが全く分かっていない父との時間はいつもとても愉快です。

この展示は2月16日まで。料金は以下参考にしてください。

駐車料金(普通車)350円

入場料大人450円

入場料シルバー210円