2022年の築城400年に向け、福山城も天守の耐震工事や外観復元を行っています。
福山城をぐるり一周回ってみました。
まず西側(美術館側)から見た福山城。
時刻は朝8時。
櫓(やぐら)越しに、朝日が昇りはじめました。
天守にも足場が組まれています。
でもまだ低い位置だけですね。これから足場ももっと高くなることでしょう。
手前が湯殿(ゆどの)。
奥が月見櫓(つきみやぐら)です。
石垣をぐるり囲っている白いパネルに、このような案内が出ていました。
ただ作業用として建ててあるのではなく、このパネル自体が空気をキレイにしているんですって。
今はSDGsを無視できないのです。こういうことも企業に求められているのですね。
足場の隙間から、落書きを発見!?
ではなく、これは「墨出し(すみだし)」という大変重要な作業の1つです。
墨出しとは・・・
建設現場に実寸の設計図を書く事です。 超高層ビルや特殊建築物を建てるには、精度のよい基準や、設計図通りの正しい位置出しが要求されます。 建設工事において、もっとも重要な作業とされます。
それにしても大きなクレーンがきています。
こんなに立派な重機もない時代に、一体どのように福山城を建築したのか・・昔の人の知恵と労力に頭が下がります。
夏には、福山城の北面に鉄板が張られますよ。
新しく生まれ変わるのではなく、本来の福山城の姿に戻るのです。
日本で唯一の鉄板張りの天守、完成が楽しみですね。
福山城公園まで、なんとか上がることもできたので、近くで見学してきました。
クレーンで下ろされた建築材を、作業員さんたちが、バケツリレー方式で次から次へと渡していました。
それぞれの掛け声もばっりち合っていて、勢いのある作業に見とれてしまいます。
さて、このボードに張り出されているのは、福山城の工事を行っている会社の許可票です。
え~っと、榊原商店の許可票はどこかな。
榊原商店、榊原商店、榊原商店・・・やっぱりないかぁ。
プロパンガスのことなら榊原商店まで。
榊原商店も、福山城の改修工事に参加できるくらいのビッグ企業になりたいなぁ。
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