SAKAKIHARA

鞆未来トンネルを歩いた貴重な体験

神辺・備後のあれこれ

鞆の交通緩和のためにできた「鞆未来トンネル」

ネーミングがいいじゃない!とホクホクした気分で、開通ウォーキングイベントに行ってきました。

12:30~13:30までが受付で、私が到着したのは13:20

2114mのトンネルを歩きます!

たくさんの人ですね~。

往復4キロ歩くのかと思うと、正直萎えましたが、川端康成「雪国」の冒頭、「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」ではないけれど、向こうの景色をみないまま引き返したら後悔するかもしれないと思い、いざ出陣。

これだけ多くの人が、それぞれおしゃべりするのですから、トンネル内はグワングワンと音が響き、頭が疲れる感覚がありました。

自転車も歩行者だって通って良いトンネルですが、車のエンジン音は話し声どころではないので、徒歩や自転車の人は耳栓した方がいいし、排ガスのことまで考えるとかなりしんどいのではないかと思いました。

引き返すなら外の光がみえている今だよなーと、何度も後ろを振り返ったりもしました。

そうこうしているうち、ちょうど真ん中。

ここまで来たら行くっきゃない!とは思いません。今戻るならあと1キロで済むけど、このまま進んだらあと3キロ頑張らなくてはいけないんです。

なんでこんなイベント来ちゃったんだろうって、ホント後悔の只中でした。笑

でも外の世界はご覧の通り。がんばったご褒美ですね。

出口150mくらい手前から、空気の流れを感じ、一気に元気を取り戻しました。

トンネルの西側は阿藻珍味の本社前に出ます。

あもちんでは、鯛ちくわ作りができるのですが、それが特別おいしいので、福山の人にも一度はやってほしい体験です♪

あもちんで竹輪を食べながら、湾を見下ろせる特等席で仙酔島まで眺めるのが定番になりそう。

よーし、あと2キロがんばって歩くぞ~!!

帰りは人が少ないね。

多くの人が、帰りは鞆の浦の町をブラブラ歩いて駐車場へ戻ることにされたのでしょう。

そのうち誰もいなくなっちゃって・・・。

絵本「おしいれのぼうけん」で最も印象的で怖いページ、誰もいない夜の道。その不気味な世界にやってきたみたいです。

トンネルを歩くイベントの時間は14時までだったそう。

でもこの時14:15。

トンネルのちょうど真ん中あたりで、係の人に「実はイベントは14時までなんです。あっ、慌てなくていいですよ。どうぞ気になさらずゆっくりお帰り下さい」とこちらの気持ちを汲みながら、状況を教えてくださいました。

それで、人がおらんのかー。

絵本「おしいれのぼうけん」に登場する、ネズミばあさんが今にも迫ってきそうな、あのドキドキした気分を体験でき、とてもラッキーな最後尾となりました。

誰もいないトンネルにいると、どれくらい自分の声が響くか試したくなるもんです。

で、どうせ声をだすなら、叶えたいことを叫んでみようと思い、「90歳まで健康体~」って、私の声がずーっと先まで響くことに。

その後少しして、後ろから人の声とエンジン音が。まさか聞かれてはいまい。

係の人も撤収のよう。このトンネルで鞆や沼隈に暮らす人々の生活が変わるといいですね。