SAKAKIHARA

福山大学工学部建築学科ご一行様おな~り~

日々のこと

私の実家は神辺本陣がある三日市通りに面しています。

古い建物が何軒も残っていて大切に残したい町並みです。

神辺本陣 - ひろしまたてものがたり

この日は福山大学工学部建築学科の皆様が、この町の建物を調査して回られました。

わが家は古いといっても140年ほど前に建てられた家。他の家はもっともっと歴史があるのです。

加えて20年前に大改修していますので、見学というより学生さんのお昼の休憩場所としてご利用いただきました。

教授と大学4年生のゼミ生が6名、神辺学区まちづくり推進委員会の委員長さんなど総勢10名のご一行様です!

福海さんの仕出し弁当を食べて、しっかり涼んでくださいませ♪

わが家は休憩の場所としてご利用いただきましたが、一応家の設計図を父が教授(佐藤圭一先生)に説明しています。

佐藤先生(写真右)といろんな話をしているうち、先生は私の従兄と同級生であることも発覚!

会話することで発覚する「つながり」って嬉しいですよね。

先生がイグサハットを被られていますが、「備後表継承会」の会長さんでもあるんですよ。

備後表の継承は、地域の活性化にもつながります。

まずは私たち備後で生きる者が、畳を使うことが重要ですね。

 

イグサで作った「イグサハット」、かわいいでしょう!?

笑顔の素敵な佐藤先生に大変お似合いでした。

それになんといっても涼しそう!!

被ってみたかったんですが、先生が「私の汗吸ってますよ」って言われるので、やめておきました。笑

さて食事が終わったご一行様、せっかくなのでと家の中を見て回ることに。

小学生のとき、この薄暗くて急な階段でネズミを踏んだことがあります。

ネズミは死んでいました。

すでに階段で息絶えていたのか、私が踏んだ重みで死んだのか分かりませんが、素足だった私は気を失いそうになりました。(今となっては懐かしい思い出♪)

そして2階の部屋までご覧頂くことに。

私はこの部屋で両親と一緒に寝て育ったので、他人が入ることがなんだか複雑な気分でした。

でも、現在は2階は全く使っていないし、父が楽しそうに家の説明をしている様子を見ているうち、吹っ切れました。

ということで、こうしてブログにも写真を載せることにしたのです。

そして、完全素人の私に、皆さんが家のことを色々と教えてくださいました。

昔の家の柱は面取りされていたのだと。

そしてこれがイイのだと。

子供のころには変な柱だと思っていたけど、教わって今やっと柱の1本まで愛着がわいてきました。

こっちは20年前の大改修の時に入れた新しい柱。

キレイだけど、ただそれだけですね。

近辺の調査は後日続けるということなので、その際はまたお会いしましょう♪

最後に学生さんへ。

就職の話になり、「私のとき(今から25年前)の就職は超氷河期と呼ばれ、就職率は50%しかなかった」とビビらせてしまいましたが、間違っていました。

ちゃんと調べると、女子大生の就職率は63%でした。でまかせ言ってごめんなさい。笑