いつかは歩いてみたいと思っていた世界遺産「熊野古道」へ4日間を費やし行ってきました。
東京在住の友人(以前の会社の同期)と行ったので、初日は名古屋経由で伊勢神宮へ向かいました。
この日、福山の最低気温は11度。一気に冷え込んだ朝でしたが、今回のために購入したアウトドアウェアを着るのが嬉しくて、寒さを感じないホットな気持ちで家を出ました。
名古屋から伊勢までは、2階建ての特急で向かいます。
私は2階席に座りましたが、特別な旅っていう感じがして、これだけでも気分が盛り上がりますね。
そういえばこのとき、早くもお腹が空いてしまい、駅でシーチキンのおにぎりを買いました。
で、私の「シーチキン」の発音が正しくないらしく、友だちに修正されたのですが、福山市の皆さんお気をつけください。私たちが日頃口に出している「シーチキン」という発音、よその地域では笑われるかもしれませんよ。
着きました、伊勢神宮の外宮へ。
ちなみに「伊勢神宮」は通称で、正式には「神宮」が正解なんですって。
つまり正確にいうとここは、「神宮の外宮」です。
敷地に入ってすぐ、外宮は「左側通行」と立て札がありました。
ちなみに内宮は「右側通行」なのですが、これは参拝前にお清めをする御手洗場が、外宮は左側、内宮は右側にあることも関係しています。
面白いですね。
ということは、神辺の豊姫神社は左側に御手洗場があるので、左側通行ということになりますが、その規制も必要ないのが、一般的な神社の日常だといえます。
こちらは外宮から5キロほど離れたところにある「内宮」です。
一気に人が増えましたね。そして内宮の「右側通行」をちゃんと皆さん守られています。
ところで、伊勢神宮が20年に一度建て替えられる「式年遷宮」はニュースなどで知っていましたが、この宇治橋も20年で架け替えられるんですって。
なんだか規模が違いすぎて、ただただ驚くことばかりです。
↑この宇治橋は「五十鈴川」にかかっているのですが、橋の上流側にだけ等間隔で柱が立っているんです。
柱の上には、小さな屋根のようなものがあって、見た目が「かわいい」のですが、これは「木除杭(きよけくい)」といって、五十鈴川が氾濫した際に、上流から流れてくる流木が宇治橋の橋脚にあたることを防ぎ、橋を守る役目があるんですって。
五十鈴川は大変きれいな清流で、たくさんの魚を間近に見ることができます。
それが楽しくて、いくらでも川を覗いていられるほど飽きない場所でした。
伊勢神宮の樹齢は400年から900年といわれていまして、立派な木に圧倒されますが、こんな木でさえ、人が触りすぎているからか、手の届く高さは工芸品のようにツルツルになっているんですよ。ちょっとかわいそう。
伊勢神宮の木はどれも何十メートルと大きくて、見上げると風の通り道が分かるほど、上の方で枝が大きく揺れるんです。
台風のようなゴーゴーという強風が吹いても、大きな木に守られている人々のところまでは風が降りてきません。
それは本当に神秘的な出来事でした。
正宮は、写真撮影も許されない神聖な場所なんです。
警備を担当する「衛士(えし)」と呼ばれる人もいて、こっそりパチリなんてこともありえませんし、まずそんなイタズラな気持ちも起こりません。
ちなみに伊勢神宮の職員は600人いて、神職や楽師、宮大工など、それぞれの専門分野で神宮を守っておられるのです。
さて旅のお楽しみは、お土産や美味しい食べ物も重要ですよね。
伊勢神宮の前には「おはらい町・おかげ横丁」という江戸時代の人々が憧れた「おかげ参り」の雰囲気を楽しむことができる通りがあります。
この通りは800mも続き、人々の心をつかんで離さないお店がたくさんあるのですが、その一つに「榊原」という土産物屋をみつけました。
ですが、お土産はただの一つも買っていません。
なぜなら明日から、4日分の荷物を常に背負って、熊野古道を歩くことになるので、お守り一つの分量も増やしたくないからです。
でも食べ歩きだけは十分堪能しましたよ♪
ということで「はじめての伊勢神宮」、初日の報告はここまで。
またそのうち続きを書きますね。
ガスはやっぱり「榊原」
愉快なサカキハラの仲間たちが、安全にガスをお届けします。
あっ、ちなみに「榊原」のルーツは三重です。
「榊」という字は木に神と書きますが、神職が持って「かなえたまえ~」と振ってくださる、ありがたいアレです。笑
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