お出かけが大好きな友人から、内子町(愛媛)に行かないかとお誘いがありました。
行く行く!内子めっちゃいいよね。
4年前の年末、コロナ真っ只中でしたが、それでも父とでかけたくて向かった先が内子でした。
そのコロナ禍でさえ、もう少し観光客もいたんですけどね。みんなどこ行った?年末なのに町ごと貸し切りやないか。
だけどロウソクで栄えた歴史を持つ街並みはなんだか豊かそう。
魚屋さんも、餅屋さんも、とても忙しそうなんです。
ただ通りに人影はない。不思議な雰囲気でした。
今回、私が一番楽しみにしていたのは「泉谷の棚田」
内子町には「棚田百選」に選ばれている「泉谷(いずみだに)の棚田」があるんです。
街を散策し、ランチもし、時間的にも帰路につくと思っていた友人は、「えっ、今から行く気?棚田でしょ!?」って、私を押しとどめようとします。
うん、行くよ。だって、わたしゃ棚田を見に来たんだから。
青々とした美しい棚田でも、水が張られた輝く棚田でも、稲刈りの頃の黄金色の棚田でもありませんが、自分の目で見てみたいと思っていたんです。
泉谷の棚田までは、内子の町からは車で30分。
対向車が来たらアウトの細い山道で、離合がなく、くねくね道を何十メートルもバックしなければいけません。
対向車来ませんようにと祈りながら、標高470m、脱輪することなく、なんとか到着。
棚田の一番高い場所には、車を停めるわずかなスペースと、水車を備えた建物。
あと、遠くから感じる視線。
なんだよ~、フネさんじゃん。
夜だったら腰抜かすわぁ。
ここに立つと皆さんも同じことを感じると思うのですが、こんな危険な場所で稲作をしなければいけないのかと疑問に思うほどの急斜面です。
棚田百選の中でも、1,2を争う斜度だそう。
稲作をする人の労力を想像すると、「美しい原風景」だと無邪気に喜ぶことはできませんでした。
わが家は月30キロのお米を消費するので、なかなかの米代です。
でも米農家の後継者がいなくなるのは、これ以上ない問題。価格とか言ってられません。
棚田を守ること=無理のある生活 でないことを願いたいです。
そして元日、番組「デザインミュージアム」を見ていたら、内子町が取り上げられていました。
左官さんが屋根や壁に施す「こてえ」
先に知っていれば、細かく見てきたのに~って、ちょっと残念な気持ちなりましたが、これはこれで、また次に行く楽しみにしたいと思います♪
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