SAKAKIHARA

静岡へ登山に

その他

大阪で暮らす大親友に会うため色々と計画を練っていましたが、春休みは静岡の実家に帰省することになったらしく、「いっそ静岡に来ない?」と面白い提案をされました。

行く、行く!そういうノリ好きだから!!と一つ返事です。

6:25発、始発の新幹線に乗りました。

朝陽に照らされる桜満開の福山城に見送られて、いざ静岡へ。

静岡まで行くのだから目的は登山に決定!!

10時前に静岡駅へ到着し、まず山頂で食べるお昼ご飯の買い出しにスーパーへ。

静岡のスーパーには、当たり前のようにうなぎパイの陳列棚があるんですね。すごいなー。

それと綾鷹が1本66円で売られていました。

静岡だからお茶は安いのよと言う友人の言葉が、本気なのか冗談なのか判別つかないくらいの特価です。

目指したのは「富士山」ではなく、「満観峰(まんがんほう)」という標高470mの山。

茶畑やみかん畑の横を通りながら朝鮮岩(標高320m)というスポットを経由して登りました。

朝鮮岩までの登山道は、かなり斜度もあり、3回の休憩を挟んでやっとこさ登ったのに、目的地である満観峰はここから1時間位だよと軽く言われ、「おにぎり、まだ1時間食べられないの!?」って食欲重視の正直な言葉を発してしまいました。笑

会話をすると呼吸が乱れるので、私だけ無言で登山。

友人たちの楽しい会話を聞きながら、クスクス笑うばかりです。

アップダウンを繰り返すハードなルートで、全く登山者と出会いません。

いくつもの山を経由して、やっと満観峰にたどり着きました。

山頂からはこの景色です。

わずかに霞んでいたけど、富士山、日本平、駿河湾まで望める大パノラマが迎えてくれましたよ。

山頂にある見晴らしの良い広場では大勢の人がそれぞれの時間を楽しまれていました。

このたくさんの人たちはどこから登ってきたのかというと、静岡市(東)側から登った私とは間逆、焼津市(西)側から登ってきているのだそうです。

焼津市側のルートの方がゆるやかで登りやすいので人気なんですって。

ちなみに私はうっかり携帯を車に忘れ、写真も残せず、時間や距離や歩数の確認も出来なくて、楽しみ半減でショックを受けていたのですが、実はこの登山、往復20キロのルートだったんです。

携帯を持っていたら、たびたび自分の位置確認をし、きっと心が折れて登りきれなかったと思います。

神様、携帯を持たせてくれなくてありがとう。

友人が登山素人の私に、山の情報を全く与えなかったのも、登山成功のカギだと思います。

「もう少し」という友人の言葉に引っ張られるように登りきりましたが、思い返せば40.50回は聞いたと思う、「もう少し」という優しさに包まれた騙しの言葉を。

いつか日本アルプスにも登ってみたいと思っているので、急に声がかかっても登れるように、いつでも準備万端の体に仕上げおこうと思います。

福山に住んでいると、「趣味は登山!」という人は少ないけど、さすがは富士山のお膝元「静岡県民」は、低山でも全員登山者にふさわしい格好をされていました。

スニーカーで登ろうなんて甘い見立ての人は一人もいません。

私も専用靴(トレランシューズ)を履いて登りましたが、スニーカーでは20キロの山歩きは無理だと思いました。

滑って危険だし、足への負担が全然違うと思う。

実際、登山翌日の足のダメージはゼロ。

まぁ、筋肉痛は1日2日は遅れてくることでしょう。

歳もとったものですから。